今回は、「服づくり」に携わる人にフォーカスし、

どのような心得でモノづくりが誕生しているのか、

 

ファッション業界の中でも、生み出す側を担う職業であるパタンナーのやりがいについて解説。

 

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パタンナーの主な仕事は？

◇パターン（型紙）の作成
◇トワルチェック
◇サンプル確認
◇量産用パターンの作成

 

シーチングという洋服になる前の仮の生地でのトワルチェックから、

サンプル作成のための工業用パターン化と説明書である仕様書を作成し、

仕上がったサンプルの修正、最終チェックも行います。

 

パターン制作のために求められることは？？

 

パターンで心がけていること、大切にしていること

・デザイナーの意図を正確に読み取り、どんなシルエットにしたいか？

衿の大きさや形など意見のすり合わせをして、きちんと頭の中のイメージを現実のものとして形作ること。

 

・どんなデザイン画にも対応できるよう、常に新しい技術やトレンドを研究すること。

洋服に関わらず建築や美術など、構造がどうなっているか考え続けるのをやめないこと、

知識に対して貪欲であること。

 

・パターンにもデザインにも確実な正解というのがないので、時間の許す限りそのデザインにあった形を模索する。例えばセットアップで着た時のバランスを考えて全体を見るなど

 

 

一着の服ができるまでの流れ

 

デザイナーとデザイン画の打ち合わせ

生地が決まっていれば、厚みや透け感、ハリがあるか、毛並みがあるかどうかを確認します。
(ベロアやコーデュロイは逆毛という逆向き、ウールなどのコート地は撫で毛で使います)
使いたい釦やバックルなどの大きさも確認する。

↓

CADというシステムを使って、デザインにあったラフパターンを考えて線を引きます

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仮生地のシーチングでピン打ち→両身縫いでデザイナーとトワルチェック

特殊な生地や柔らかさが違う場合は、実際の生地に近いもので仮縫いすることもあります

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トワルから修正して、工場で縫えるように縫代などを付けた工業パターン化と仕様書の作成

サンプルができたら、指示通りにあがっているか検寸、検品する

デザイナーと着用し、確認する。修正があれば部分的にまた仮縫い、デザイン変更があれば両身での再トワル作成も行う

↓

展示会に向けて各色サンプルの作成

工場への注意コメントや修正点をまとめる。パターンの修正も行う。ブランドネームと品質表示や吊りテープ、下げ札の位置なども指示する

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展示会に並べて、お客様の反応などに合わせて着丈やディテールが変更することもあるので、そちらに合わせて修正があれば適宜行う

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本生産に向けて、最終修正やコメント

生地変更や仕様の変更があれば、先上げサンプルと呼ばれる量産と同じラインで作られたものを工場から1着送ってもらい最終確認する
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商品が出来上がります

 

 

 

8：45　清掃
9：00　始業　朝礼、ラジオ体操
9：10　CADでのパターン作成
11：30　サンプルの検寸、検品
12：30　昼食
13：30　デザイナーと次の展示会について打ち合わせ、デザイン確認
15：00　トワル作成
18：00　デザイナーとトワルチェック
19：00　終業
展示会サンプル修正打ち合わせ

 

 

あむうパタンナーとしてのやりがいは？

 

あむうのモノづくりはチームで行うことがほとんどなので

パタンナーは、デザイナーと密にコミュニケーションを取りながら、

細かな要望や希望に沿いながら円滑に仕事を進めていくのが欠かせない仕事です。

 

とにかくお客様にいい商品を手に取ってほしい。不良品を出してしまわないためにも、デザインや素材に合わせた仕様変更をデザイナーに提案することもあります。

実際にシーチングでの部分縫いを作ったり、わかってもらえるまで図解で説明したりして、お互いが納得するまで妥協しません。

 

そして、それ以上にお客様の要望や希望にも耳を傾けながら

あむうの新たなモノづくりに日々 挑戦し続けています。

 

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